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三女が生まれました


久々の更新。
敢えて震災からちょうど1年のこの日に(まだデンマークは3月11日)。

2月16日の夜から陣痛があり、翌朝4時過ぎに長女によく似た
女の子が誕生。
妊娠が発覚した時から「出産が怖い」と毎日怯えていたのだが
(いや、痛みで死ぬ事は無いとわかっていたけれど、またあの痛みを
経験する事になるかと思うと本当に憂鬱だったのです)、
無痛分娩にしてもらった為、え?こんなに楽しちゃっていいの?!と
いうくらい簡単だった。
とはいえ、出産から2週間は体がキツく、結局は一番辛かったと思う。

お腹にいた時は正直長女の時のような赤ちゃんに対する愛情なんて
全く感じている暇など無かったが、生まれてきた我が子はとてもかわいい。
反応こそはないけれど、きょとんと周りを見つめている新生児は
見ていて飽きない。

でも、私は毎回思うのだ。人生、いい事ばかりでは決して無い。
将来この子は辛い事や悲しい事も経験するのだ。
しかも環境汚染などの問題を将来担わなくてはならないし、
そして最後には必ず死ぬのだ。
子供が生まれて嬉しいね〜なんて能天気に喜んでいいのだろうか?

そして東日本大震災を経て、その感情が更に大きくなっており、
大震災時には存在しなかった三女が今こうしてベッドで寝てるのを見るのは
不思議な感じがする。

三女が生まれたら嫉妬するであろうと予想していた次女は赤ちゃんがかわいいらしく、
「ベイビー!」と呼びながらなでなでしたり、抱っこしようとしたり、
1歳8ヶ月にして既に母性本能がくすぐられているのがわかる。
長女も新しく出来た妹がかわいいと思っているようだけれど、
自分に注目が集まらないとキーキー声で騒ぐ。
どうしても幼い2人の方に手がかかるので、ついつい「ちょっと待ってて」とか、
「自分でできることはやってちょうだい」と言う私に対して不満があるらしく、
すぐすねたり怒ったりするので、こっちも感情的に怒ってしまう。
長女とはいえ、まだ4歳。親にもっと面倒を見てもらいたいという
気持ちはよくわかる。
でも「洋服着せて」とか、「ご飯食べさせて」といった甘えを
どこまで受け入れていいものか、非常に悩むところだ。
自我が芽生えて何でも自分でやりたがり、気に入らないと怒る次女に対する
接し方も考えねばならず、それがこれからの課題である。

今日で彼の育児休暇が終了。
明日から三女を連れて保育園の送り迎えをしなくてはならない。
朝の忙しい時にイライラせずに子供達に支度をさせることが出来るだろうか?
三人育児、想像はしていたが本当に大変そうである、、、。



三女が生まれました_b0147762_730158.jpg

生後1週間の時の三女。
どうして赤ちゃんって腕を上げたまま寝ちゃうんでしょうね?

# by tanukimum | 2012-03-12 07:30 | 家族  

約3ヶ月もブログ放置、、、

こちらのブログを開く事無く、はや3ヶ月。
前回は「もうすぐ次女1歳」なんて書いていて、
そんな時期もあったなぁ〜なーんて(ってそんなに違いはありませんが)。

何故放置していたかと言うと、実はこのたび3度目の妊娠中で、
それが次女1歳の誕生日に判明し(というかその前からつわりでムカムカしてました)、
ネットを見るのが苦痛で仕方が無かったから。
もう一つのブログは親が楽しみにしているので、頑張ってたまにだけど更新。

2人目が生まれた時、周りの人たちに
「もう2人でいい」
「3人以上子供はいらない」
と断言していたので、周りもびっくり。
ショックだった、と言われてしまうほど。
でも一番ショックだったのはこの私である。
(まぁ責任は自分自身にあるのだけれど)。

授かった命をそのまま維持する以外、自分の中で選択肢は無かったけれど、
正直、「子育てが大変、、、体がキツい」
「次女がまだ幼いのに、、、可哀想」
「日本に帰国する時お金がかかる、、、!」
という負の感情しかわき上がってこなかった。
でも妊娠を知った彼は大喜び。
もう3人目は無いと思っていたから余計である。
それを見て「彼が喜ぶのなら」「大変でも将来子供達に取ってはいいかも」
と思い、なんとかポジティブに持って行こうと決意した。

でもやっぱり大変なものは大変。
つわりは長女、次女妊娠時より何となく楽な気がしたけれど、
それでも二児の世話をしながらとなるとかなり辛かった。
特にまだ次女が保育園に行き始めておらず、一日中一緒だったので
お昼寝の時しか横になれず、、、。
彼の仕事の都合お迎えは毎日私だし、地獄の様だった。

それでも何とかギリシャ旅行あたりでつわりが落ち着き、
やった〜!と思いきや、今度は静脈瘤の再発。
以前は妊娠後期にしかできなかったのに、もう既に4ヶ月の時には
太ももの内側にくっきり、痛くて同じ姿勢で長時間いられない。
それから次女を抱っこしているとひどくなる。
それなのに5階のエレベーター無しの
アパートに住んでいるから抱っこしないわけにはいかないので
毎日ああ、、、体が持たない〜とため息が出る。

でも一番可哀想なのはやっぱり次女。
抱っこも十分してあげられないし、授乳だってもうほぼ終了
(一日に1回あげるかあげないか、、、もう出てないのでは??
ちなみに助産婦さんはおっぱいあげても大丈夫よ〜2人の子供に
授乳してる人だっているんだから!と言うが、いいのか、それで?)。
それからお腹にいる赤ちゃんもかわいそう。
毎日長女と次女のお世話で精一杯で、普段全く思い出してもらえないのだ。
長女の時とは大違いである。ごめんよ〜!

予定は来年2月。
その頃には長女4歳1ヶ月、次女1歳7ヶ月になる。
まだまだ次女は目の離せない時期だし、長女だって親に甘えたい年頃。
そこに新生児が加わると、どうなるのだろう、、、。
私の体ももうがたが来ているし、不安でいっぱいである。

ちなみにもう学業との両立は無理なので、お休みする事にした。
それぐらい、いいよね、、、?


# by tanukimum | 2011-09-28 20:01 | 妊婦生活  

次女、もうすぐ1歳


次女も早いもので水曜日に満1歳となる。
過ぎてしまうと本当にあっという間に感じる。
出産の事なんて、昨日の事のように思い出せる。

「2人目は楽」と聞いていたように、本当に次女のお世話は楽であった。
しかし長女に対するフォローが難しく、というのも長女はすごくオテンパで、
甘えん坊なので次女がそばにいると彼女の期待には答えられないからだ。
寝かしつけも眠くない次女が割り込んでくるので、最初は長女は泣きながら
疲れて寝入っていたのだが、最近はもっぱら父に寝かしつけてもらっている。
私と一緒だとどうしても「次女が泣いてるからちょっとだけ我慢して」とか、
「次女を抱っこしてるからダメ」と言われてしまうので、
100パーセント長女のお世話だけをしてくれる父のほうが一緒にいて
楽しいのは仕方が無い。

先日の次女入院の時に義理の両親にお世話になった長女、
私のことが恋しかっただろうなと思いきや、私達が帰ってきた当日
「おばあちゃんに会いたい〜!」と大泣き。
母は少し悲しくなってしまった。

そんなわけで、一人だけの時よりも二人の育児は数倍も大変であった。
これから二人が大きくなるにつれ、楽になる事を祈る。
(しかし次女も魔の2歳児になるわけで、その時にどの様に豹変するか
 ちょっと怖い)

ま、それはいいとして。
どうやら次女は長女に比べてお医者さんとの縁が強いらしく、
今までにいろんなことでお世話になった。

主な物だと、
先天性鼻涙管閉塞(目やにで目が開かない日も多かった→自然に完治)
臍肉芽腫(おへそを切る時に余計な細胞が残っていたらしく、それが膨らんででべそに→完治)
先天性股関節脱臼(腰の骨の成長が不十分らしい)
喘息性気管支炎(風邪を引いた時に気道が狭まり、呼吸困難→入院→たまに薬)
その他に、インフルエンザ、変な湿疹、下痢、ひどい水疱瘡(長女は軽かった)等、
数えきれないほど。

しかし、本人は高熱を出そうが、水疱瘡が何百個も出来てかゆかろうが、
結構機嫌が良かったりする。
これが長女だったらどんなに大変であっただろう。
どうやら次女はストレスをストレスと感じない?性格なのかもしれない。

それから、長女が小さかった時と比べてみると、身長は次女の方が断然高いのに、
体重はほぼ同じということがわかった。
しかも次女は9ヶ月の時から全く体重が増えていない。
動き回るからエネルギーを消費してしまうのかもしれないが、成長するのに
必要な分も摂らなくてはいけないので、カロリーの高い物を一生懸命
食べさせている。
(でもその残りは母が食べるので、母の体重も増えるはめに...)

長女との違いは体が弱いということだけではない。
外に出ると母親にしがみついているが、家の中ではもっぱら一人遊びが大好き。
木のパズルを穴に入れるのもお得意で、何度も何度も成功しては一人で拍手。
外に出る時もよっぽど体調が悪い時でなければ、乳母車やベビーカーに
ずっと座っていてくれ、母は大助かり。
いつも手がかかった長女とは大違い!!
次女と二人だけの時は家事も難無くこなせるので、
できればまだ家でお世話をしたいのだが、
そういうわけにもいかないので8月1日から保育園に預ける事になった。
長女以上に泣く事が予想され、今からドキドキである。

私も二児の母になって1年になるわけだが、妊娠中の時からの膝の痛みが
最近しゃれになっておらず、医者に見てもらったら「ビタミンD不足」との診断が。
それからもう6年も痛んでいた足の付け根もレントゲン写真で見てもらったら、
なんと次女と同じく「先天性股関節脱臼」と言われてしまった
(遺伝だったのだ!)。
あまりひどいようだと、手術をしなくてはいけないらしい。
どうしても加齢は避けられないので、ひどくならないように予防をしなくてはならない。
それなのに、未だに(たまにだけど)長女と次女を担いで4階の我が家へ階段を昇る私。
その度に膝が「めりめりっ」というのを感じる..。

子供の成長を感じる分、自分の歳も感じる毎日。
これからは自分もいたわろうと思う。



次女、もうすぐ1歳_b0147762_505341.jpg

指差しを覚えた次女。
最近鼻の穴を発見したらしく、よく指を入れている。

# by tanukimum | 2011-07-05 05:01 | 育児  

デンマーク語の勉強


2月から週1回、デンマーク語のコースに通っている。
デンマークに9年もいると、ちゃんと意識して勉強しないと
上達どころかどんどん下手になっていってしまうからだ。

私のクラスにはいろんな国から来た、いろんなレベルの生徒がいる。
私は読み書きはそこそこできるので、聞き取りと会話の練習をしたいのだが、
このクラスは長年デンマークに住んで会話ができるのに、
テキストを読んだり作文を書いたりするのが苦手な人対象らしい。
文法もよく学習する。

かろうじて「単語の聞き取り」というのがあり、それは私には為になる。
デンマーク語の綴りは必ずしも発音通りではないので、単語によっては
デンマーク人も間違えたりする。
私は知っている単語はすぐ書けるけれど、聞いた事がない単語だと
全く書き方がわからない。
というのも、私は聞き取り能力がとても低く、BとV、RとL、
FとHの違いがよくわからないのだ。
他の生徒達は母音は間違うけれど、私のように子音を間違える事はない。

先生は首を傾げながら言う。

「あなた、読み書きはとっても良くできるのに、聞き取りとなると
 ホント救い様がないわね」

「聞き取りさえ出来るようになれば、あなたのデンマーク語はもっともっと
 上達するはずなんだけど」

それを聞いた時はかなり落ち込んだけれど、クラスに参加するにつれ、
だんだん他の人の長所、短所がわかってきて、
私だけがデンマーク語取得に問題があるわけじゃないと気づいた。

ドイツ人 語彙が豊富 いろんな表現を知っている
     アクセントが強い 文法の間違えが多い

イラン人 20年以上デンマークに住んでいるので会話は上手
     文法の間違えが多く、作文が上手に書けない

ウクライナ人 読解も作文もそこそこ上手
       アクセントが強い

アフリカ人(どこから来たのか忘れてしまった)
      彼女も長年住んでいてデンマーク語が上手
      でも作文を書けない (何を書いていいのかわからないようだ)

そして一人、東欧から来たと思われる女の子がいて、
その人は超マニアックな言葉も知ってるし、どうして勉強に来てるのかな?
とずっと不思議に思っていたのだが、先週その子はデンマーク人だと言う事が判明。
つまり、文盲(結構デンマークには多い)だったのだ。

それから思うに、集中力の問題もあると思う。
いくら頭が良くても、集中力に欠ける人はテストではいい点が取れない。
(テストの点が良くなくても普段の生活には支障がないが、判断の目安にされる)
言い訳じゃないけれど、消音にしてある携帯電話が鳴ったりすると、
「次女が泣いているのでは?!」と気が散ってしまい、
単語の聞き取りなんて全く出来ない。

デンマーク語の勉強と言うだけでも、本当に人それぞれ得手不得手が違い、
改めて語学の習得って面白いなと思った。
次女を置いて堂々と一人で外へ行けるのはこの日だけだし、
クラスメートと話をするのも楽しいのでこれからも続けて行きたい。

言語と言えば...。
11ヶ月になった次女、何となく「どーじょ(どうぞ)」と
言っているような気がする。
それからさっき気づいたのだけど、普段は「じゅごんじゅごんじゅごん」とか、
「だーだーだー」とかわけがわからないことを言うのに、
眠い時だけは「ねんね、ねんね、ねんね」と言うのだ!
喋ってる〜!(本当か?)

8月から保育園に行く次女、もうデンマーク語漬けになるであろう。
ほんとはもう少し家で面倒を見たかったのだが、育児休暇が終わるので
仕方がない...。
あと1年ぐらい専業主婦でいたいなー。


# by tanukimum | 2011-06-09 05:07 | 学校  

車購入を検討中


3月1日から遠い街で働き始めた彼。
7時半までに出勤しなくてはならず、それに合うバスに乗るために
毎朝5時半起きである。
元々夜型の彼、夜早く寝る事が出来ず、朝に超弱いので本当に大変そう。

彼「車が欲しい!」

車だったら30分強で着く距離なので、通勤時間がかなり短縮される。
子供が2人もいるし、出かけるのにバスや電車だと不便なので
車を買う事には大賛成なのだが...。

ある日彼が仕事場から自転車で帰ったときの事、
途中たくさん車のディーラーがあるのだが、そこである車に一目惚れしたらしい。
写真を見せてもらうと、オープンカー!

彼「かっこいいでしょ」

私「いいけど家族向けじゃないよね」

1度仕事帰りに車を借り、家族で試乗してみた。
後部座席は狭く、チャイルドシートを2つ置いたら間には座れないので
子供がぐずったときは大変不便。
オープンカーに魅力なんて全く感じないし、第一あんまり荷物が積めない。

私は違う車がいいと言うのだが、だったら僕が気に入るような物を見つけてこい!
と言う。
そこでネットでいろいろ探すのだが、何かしら難癖をつけ、
終いにはいつも

「誰が毎日車を使うんだ?子供達じゃないだろう?
 子供連れでどこかへ行くのは月に1度か2度しかないのだから、
 荷物がそんなに積めなくったっていいじゃないか」

「第一そんなに積む物ないだろう。君の75リットルのバックパックなら
 4つも入るぞ。それで十分じゃないか」

「それでも足りないならトレーラーを付ければいい」

「3ドアだってどうせ屋根を付けないんだから子供もひょいと簡単に
 乗せられるのだ」

「安全性だってちゃんと考えられて作られてある。オープンカーが危険なら
 販売されないだろう」

...云々。

子供が3人いて、荷台が大きい車に乗っている弟にその利点を聞いてみなよ、
と言うと「弟は関係ないだろ!」とばっさり。

毎回同じことを言われるので、だったら好きな車を買いなさいよ!
と切れると、いつも「2人が同意しなくちゃ嫌だ」と言い出す。

日曜日も同じ事を言っていると、友達のRが彼に言った。

「2人の話を聞いていると、これはディスカッションではない。
 君は力づくで自分の意見を押し付けているが、最後に必ず
 同意を求めるのは、自分の選択に自信が無いからじゃないのか?」

それを聞いた彼、素直にそうかもとうなづいた。
私が言っていたらきっと逆切れするのに!

私が2人が気に入る車を探そうよと昨日も言ったのだが、
オープンカーをどうしても忘れられない彼は

「6月には友達と島に行く約束をしていて、その時に車がないと困る。
 ネットで探しても良さがわからないし、第一時間がかかるし、
 どうのこうの....」

ようするに、他の人たちがやっている「車を探す→ディーラーとコンタクトを取る→
車を見に行く→決定&購入」という手間が面倒くさいらしい。
いかにも彼らしいと私は納得した。

そんなわけで、もう2ヶ月近く車について喧嘩をしているだけで、
全く進展がない。
でも昨日、彼の親友が車を買い替えると言っていて、理由を聞くと
「荷物があまり積めないから」と答えたのでそこでぐっと詰まってしまった彼。
これをきっかけに展開が変わる事を祈る。

車購入を検討中_b0147762_18323931.jpg

これが例の車。
子供がいて車を所有の方、ご意見を聞かせていただけるとありがたいです。

# by tanukimum | 2011-05-25 18:33 | 気になること